導入事例

Microsoft Copilot for Microsoft 365
導入事例

株式会社コパ・コーポレーション 様

Copilotで、品質のバラつき改善や初動のスピードアップを実感
実演口上の制作・見直しをサポート

課題

  • 実演口上の制作時間がかかることや品質のバラつきが課題
  • ChatGPTの導入を検討したが、製品情報や社内ノウハウの流出が心配
  • 新たな技術を取り入れて、業務改革を進めたい

効果

  • 壁打ちができるようになり制作時間の短縮と品質統一に寄与
  • 安心して機密情報や自社のノウハウを学習できる環境を用意できた
  • オフィス作業への積極的な活用を推進予定

株式会社コパ・コーポレーションは、「作ると売るのプロ集団」。実演販売の経験を元に、生活に役立つ便利でユニークな商品を自社で企画・開発し、ヒット商品を生み出し続けている。「作る」も「売る」も同じ熱意で生活文化を提案する同社の魅力は、なんといってもエンターテインメント 性にあふれる「実演販売士」によるお客様の心をつかむ強い販売力。
そんな同社は、「実演販売をロボット化したい」という思いを抱いていた。いち早く先端技術を取り入れ、自社の業務の一部をAIが担うことで、「人」にしかできない業務に重点を置くのが狙い。順調に業績を伸ばし、販売数・販売分野の拡大に比例して業務量も増えていた同社にとって、目まぐるしく変化する消費者のニーズを効率的にいち早く察知するためにも、AI技術の活用は必然の取り組みだった。

生成AIの活用を検討

ChatGPTのセキュリティに懸念

株式会社コパ・コーポレーション 経理部 システム管理担当 石田 亮介氏
株式会社コパ・コーポレーション
経理部 システム管理担当
石田 亮介氏

実演販売とは切っても切り離せないコンテンツが、商品の魅力を紹介するトークスクリプトの「実演口上」。新たな商品の販売が決定されると、実演販売に向けての準備が始まる。この実演口上は、商品の説明はもちろんのこと、お客様の心に届くような魅力の伝え方など、同社のノウハウがふんだんに盛り込まれている。ところが、実演口上は、作成する人の経験や実力によって、作成手順や粒度がまちまちであり、できあがり品質にばらつきがあった。また、新規商品の場合は、1から作成しなくてはならず、制作担当者の負担となっていた。
「まずは、ChatGPTを活用した、実演口上の初稿作成を検討しました。色々と調査や検討をしたものの、ChatGPTのプロンプトに発売前の製品情報や、社内の機密情報を打ち込むことによる情報漏えいが心配で、実務への活用には二の足を踏んでいました。セキュアな環境で、かつベースとなる素案を作ってくれる良い方法はないかと模索していた矢先、Microsoft Copilotの情報をシーイーシーが提供してくれました。」と語るのは、同社でシステム管理を担当する石田 亮介氏。

Microsoft Copilotでセキュリティ懸念を払拭

同社の課題を知り、シーイーシーが紹介したのは、Microsoft Copilot for Microsoft 365(以下 Copilot)。Copilotは、OpenAIのGPT-4をベースにした大規模言語モデル(LLM:Large Language Model)で、Word、Excel、PowerPoint、Outlook、Teams などの一般的な Microsoft 365 アプリと連携して動作する。Copilotは、Azure OpenAI Serviceを基盤として利用しているため、ユーザーのデータを大規模言語モデル強化のための学習に利用することはない。詳細はこちらを参照。
また、他の Microsoft 365 サービスで使用されるデータは、各ユーザーがアクセス可能なデータのみが提示されるため、セグメントを超えた情報の流通がない。つまり、情報漏えいリスクの軽減が見込める。同社は、これらの製品の特性を理解し、Copilot活用の検討を進めた。

スピーディな運用開始が決め手


わずか2週間で環境構築

セキュリティ面での懸念事項はCopilotを活用すれば払拭できる目途が立ったが、新たな課題となったのは、環境の準備とライセンスの調達だった。

「Copilotの環境設定は初めてのチャレンジでしたが、Azure環境構築で培った知識を元に、弊社のSEと石田様と密な認識合わせをさせていただいたため、スムーズに必要十分なセキュリティを担保した環境の構築ができました。また、タイミングよく、Copilotのライセンスが1ライセンスから購入できるようになったことも、決め手になったのでは」と熱く語るのは、株式会社シーイーシー 営業本部 首都圏営業部 石井 絃貴。

石井は、同社のAzure Virtual Desktop導入・運用 にも携わった経緯もあり、システム担当者の見解や目指す方向性を熟知していた。以前からの両社の良好な関係も後押しをし、2週間という短期間でCopilotの運用環境を提供できたのだ。このスピード感には、同社も大変満足をいただけたという。

実演口上の改善から試運用を開始

早々に環境が整い、同社は試運用を始めた。手始めに取り掛かったのは、現在使っている実演口上の課題や改善点を見つけること。いくつかの既存の実演口上を同社の環境に学習させ、新しい台本作りに活かせるか、Copilotが生成する向上の精度を評価している段階だ。

「完璧は求めていません。あくまで、実演口上のベースとなる最初の文章ができれば十分です。製品の理解を深めていけば、当社のノウハウやテイストがもっと反映されたものができる手ごたえを感じています。」(石田氏)

何もないところから文章を起こすのは、時間がかかり、力量や個人差が最も顕著に出てしまう。この点をAIが担うことで、初動のスピードが格段に速くなることを期待した取り組みだ。

試運用で実感した効果

作成時間の短縮

株式会社シーイーシー 営業本部 首都圏営業部 石井 絃貴
株式会社シーイーシー
営業本部 首都圏営業部
石井 絃貴氏

当初の目論見通り、実演口上のベース作りに活用することで、完成までのリードタイムの大幅な短縮が期待できることは見えてきた。学習の回数を重ねることで、次第にノウハウが盛りこまれ、最終的には統一感のあるフォーマットに仕立てていくという。
「フォーマットができれば、あとは人が実演販売士の個性や商品独自の内容を加えていけばいい。そうすれば、当社の世界観が詰まった実演口上を短期間で作成できるようになります。」(石田氏)

インタビュー中には、Copilotの今後の取り組みに関するディスカッションが自然な形で始まる一幕も。こうした様子からも、両社が常に同じ方向へタッグを組んで進んでいる様子がうかがえる。

今後の展開

見えてきたCopilotの活用の可能性

石田氏は、今回の実演口上の取り組みを通して、業務効率化・品質の向上という観点から、Copilotがその他のオフィス業務に活用できる手ごたえを感じたという。例えば、

  • 製品の基礎情報の提供(Microsoft Copilot)
    品質管理担当者の事前調査やエビデンス確認業務の効率化に役立つ。

  • 規定類の作成や更改(Word Copilot)
    標準的な文章の案だしや、制定のポイントなどの情報収集サポートに使いたい。

  • プレゼン資料の作成(PowerPoint Copilot)
    趣旨をテキストで伝えるだけで、ベースデザインをすぐに作ってくれた。

などである。日常的にMicrosoft 365を使っているものの、まだまだツールを使いこなせず、苦手意識がある社員も多いとのこと。「便利で役に立つ」「業務を助けてくれる」という点を丁寧に伝え、Copilotの名称の通り、一緒に操縦する(作り上げる)風土を定着させていくという。

同社の取り組みはこれからも続く

「当初考えていた、実演販売のロボット化の最終形はまだまだ模索中。今回の取り組みで、十分に最初の一歩は踏み出せました。当社の経営理念に、“実演販売の精神を尊び、時代と共にその形を変え真にその商ゐを継承して発展させます。”とあるように、今の時代の技術を積極的に取り入れ、変化をしていきたいと思っています」と石田氏は笑顔で語る。

シーイーシーは困った時の良きパートナー

「シーイーシーは、何か困った時にお声掛けすれば一緒に考えてくれる頼もしい存在です。最新情報もコンスタントに提供いただいており、課題解決を一緒にできる良い関係を続けていきたいと思っています。」(石田氏)

これからも、シーイーシーは、コパ・コーポレーション様のビジネス課題を一緒に解決すべく、お客様と伴走していく。

株式会社コパ・コーポレーション 様
株式会社コパ・コーポレーション

代表者 :
代表取締役社長 吉村 泰助
設 立 :
1998年10月21日
事業内容:
実演販売および商品卸、TV通販の出演および商品卸、インターネットによる通信販売、実演販売スクール開講および人材派遣(委託)、販売コンサルティングおよび販促物製作
URL :
https://www.copa.co.jp/

「商品開発のできる実演販売会社」として、数多くのヒット商品を生み出すとともに、実演販売士による販売をカルチャーとして普及させている企業。TVショッピング、ECサイトでの販売実績は、業界屈指。2020年には、東証グロース(旧東証マザーズ)に上場。全国の商業施設や展示会などさまざまな場所で実演販売が活用されている。

※製品名・企業名・役職名など、記載の情報は取材時のもので、閲覧時には変更されている可能性があります。

お電話でのお問い合わせ(受付時間:平日9:00-17:45)

03-5789-2455

Webからのお問い合わせ

page top